「今日のルート、いつもと違うな…」
「この間、休日出勤と言っていた日の走行距離がやけに長い…」
パートナーが日常的に使う車は、時に“動く密室”となり、その人の言葉以上に正直な足跡を記録しています。特に、カーナビゲーションやドライブレコーダーのデータは、あなたの知らないパートナーの行動を解き明かす、重要な手がかりの宝庫となり得ます。
しかし、その宝の箱を開ける行為は、大きなリスクを伴う諸刃の剣です。一歩間違えれば、プライバシー侵害であなたが訴えられる側になる可能性さえあります。
この記事では、車のデジタル履歴から証拠を探す具体的な方法と、絶対に越えてはいけない「安全な境界線」、そして見つけた証拠の正しい保全方法について詳しく解説します。
車内に眠る“証拠”の可能性とは?
カーナビやドラレコは、客観的な事実を機械的に記録する装置です。そのデータは、使い方によっては浮気の有力な証拠となる可能性があります。
- カーナビの履歴
目的地として設定された場所や、実際に走行したルート(走行軌跡)が記録されています。見知らぬマンションやラブホテル街、頻繁に訪れる不審なエリアなどが判明するケースがあります。 - ドライブレコーダーの記録
映像、音声、GPSログの3つの情報が含まれていることが多く、非常に有力な手がかりとなり得ます。
映像:ラブホテルや浮気相手の家に出入りする瞬間が記録されている可能性があります。車内も撮影できるモデルなら、助手席の人物が鮮明に映っていることもあります。
音声:車内での浮気相手との親密な会話や、電話の内容が録音されていることがあります。
GPSログ:カーナビ同様、いつ、どこを走行したかの正確なルートが記録されています。
どこまで見ていい?安全な確認の“境界線”
証拠を見たい一心で、やってはいけないラインを越えてしまうのが、自力調査で最も多い失敗です。以下のリスク度を参考に、ご自身の行動が安全な範囲内かを確認してください。
【OK】リスク小:通常の利用範囲での「目視確認」
これは、あなたが普段その車を運転する機会がある場合に使える、最も安全な方法です。
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―具体的な行動―
- 車を運転する際に、ごく自然にカーナビを操作し、「履歴」や「走行軌跡」のメニューを開いて内容を確認する。
- 不審な履歴が表示された画面を、あなた自身のスマートフォンで写真に撮る。
【なぜ安全か?】
共有財産である車を普通に利用している範囲内の行為であり、違法性を問われる可能性は極めて低いです。「データを抜き取る」のではなく、「表示されている画面を撮影する」に留めるのがポイントです。
【グレー】リスク中:データの「持ち出し・コピー」
SDカードを抜き取り、自宅のPCで内容を確認する方法です。より詳細なデータが得られますが、リスクも伴います。
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具体的な行動
- パートナーに無断で、ダッシュボード等からドラレコのSDカードを抜き取り、自宅に持ち帰ってPCでデータを確認する。
【なぜリスクがあるか?】
たとえ夫婦の車であっても、記録されたデータそのものは、運転者のプライバシー情報です。それを無断で持ち出し、コピーする行為は、プライバシー権の侵害として、民事上の損害賠償請求(慰謝料請求)の対象となる可能性があります。万が一見つかった場合、「車を調べられた」と相手を極度に警戒させることにも繋がります。
【NG】リスク大:新たな機器の「設置」
これは絶対に手を出してはいけない領域です。
―具体的な行動―
- パートナーに無断で、新たに購入したGPS追跡機やボイスレコーダーを車内に設置する。
【なぜNGか?】
相手の同意なく行動を監視する目的で機器を設置する行為は、プライバシー権の侵害はもちろん、ストーカー規制法や各都道府県の迷惑防止条例に抵触する可能性があり、あなたが法的に罰せられるリスクさえあります。
「GPSの安全な使い方とバレない運用術」については下記記事をお読みください。

見つけたデータを“証拠”にするための注意点
もし、あなたが安全な方法で不審な履歴を発見した場合、その価値を失わないために以下の点に注意してください。
- 絶対に加工しない
撮影した写真や動画データを、見やすくするためにトリミングしたり、印をつけたりする加工は絶対にしてはいけません。証拠の信憑性が失われます。 - 言い逃れの可能性を理解する
カーナビの履歴だけでは、「運転していたのは自分ではない」「仕事の取引先に行っただけ」などと言い逃れされる可能性があります。あくまで状況証拠の一つと捉え、過信は禁物です。 - 履歴が消されていても諦めない
もし履歴が意図的に全て消去されていた場合、その「消去した」という事実自体が、やましいことがあるという有力な推測材料になります。何もない画面を撮影し、「履歴がすべて消去されていた」と記録しておきましょう。
まとめ:車の記録は有力な“手がかり”。決め手はプロの“目”
カーナビやドラレコの記録は、パートナーの嘘を見破るための有力な“手がかり”となります。しかし、それ自体が単独で不貞行為を証明する“決定的な証拠”になるケースは稀です。プロの探偵が具体的にどのような手法で調査を行うのか、その調査の全体像を網羅した完全ガイドで、次の戦略を練りましょう。
最も強力な証拠は、やはり「誰が、いつ、どこで、誰と、何をしていたか」を客観的に記録した、鮮明な写真や映像です。
あなたが車のデータから得た「怪しい日時・場所」という情報を元に、プロの調査員が張り込みや尾行を行えば、無駄なく、そして効率的に、言い逃れのできない決定的な瞬間を捉えることが可能になります。
あなたが発見したカーナビの不審な履歴。それは、プロにとっては宝の地図です。
リスクを冒してこれ以上自分で調べる前に、その情報を元にどのような調査が可能か、まずは無料相談で専門家の話を聞いてみませんか?

